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大メコンに生きる(4)人々の保護神 熱帯雨林
発信時間: 2009-06-29 | チャイナネット

 

雨林に暮らす人々

熱帯雨林は、大メコン川流域(GreaterMekong Subregion=GMS)の国々にとってもっとも重要な地形であり、天然資源である。もちろん、我々のドキュメンタリーシリーズ『同飲一江水(同じ川の水を飲んで)』の重要なテーマでもある。ここで、気になるふたつの状況を目にした。

花なのか果実なのか見分け難い熱帯雨林の植物

陶器のような形の巣

メコン川流域の熱帯雨林の生態系は多種多様

豊富で多彩な熱帯雨林生物


ナパガー村の住民はラオスのラーオ族の人々である。ラーオ族の人々はもともとほとんどが熱帯雨林の中で暮らしており、メコン川は密林の奥深くを流れている。現在でも雨林と互いに頼りあうようにして、昔ながらの生活を続けているラーオ族の人々もいる。

ナパガー村の村人たちは、毎年「神樹祭」を挙行する。この儀式ははるか昔から続いてきた、古代のアニミズムの原始信仰に由来する。この地の人々は、大地の育むすべての動物、石、樹木、草花、洞窟、河川、渓流などあらゆるものに神が宿っていると見なしている。雨林にある村々には、それぞれに自分たちの樹木の神がある。樹木の神を祀るのは、村の歴史が受け継がれ、今後も神霊のご加護が得られるようにと願うためである。  

祭りでは、村の祈祷師が村中の老若男女を引き連れ、雨林の神と見なしている高くそびえ立つ大木の下に跪き、火をともし、声を張り上げて祈る。  

神様! 参りました。村中の老若男女をつれて参りました。貢ぎ物を持って参りました。あなたさまを拝みに参りました!

パーアさま、パーリさま、パーバイさま、すべての神様、聞こえますか。早くこちらにお越しください。おそろいですか。おそろいでしたら、始めさせていただきます。  

祈祷師の助手が、大急ぎで木の下に鶏、米、花、果物などの品々を並べる。  

神様! お食事をご用意しました。お召し上がりください。わが村の平安をお守りくださいませ。食べものに困らず、着るものに困らず、必要なものに困らず、病気にならず、生活がますますよくなりますように。

神様! 貢ぎ物をご用意しました。神様!どうぞお召し上がりください・・・さあ、どうぞ・・・

 

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