成都市は14日に記者会見を開き、世界優秀観光地センター(The World Centre of Excellence for Destinations:CED)の専門家チームによる審査評価の結果、成都がアジア初の「世界優秀観光地ネットワーク」メンバーに認定されたと発表した。
CED専門家チームは、審査評価システムにおける600項目の評価指標にもとづき、資料の閲覧やフィールド調査などの審査評価プログラムを実施した結果、2009年12月に「優秀観光地評価システム合格認定証」を成都市に授与した。成都市旅遊(観光)局の母涛・副局長は、「CEDが発表した審査報告によると、成都は歴史、文化内容、観光資源、市場開発潜在力などの各方面で、かなり強い国際競争力を備えており、『世界優秀観光地ネットワーク』メンバーの条件を満たしていることが今回明らかになった」と語った。
「一度来たら帰りたくなくなる都市」と称えられる成都は、悠久の歴史・文化を持ち、多様化した旅行商品が揃っている。また、世界文化遺産の都江堰と世界自然遺産の青城山というダブル世界遺産、西嶺雪山、金沙遺跡などの観光名所がある。成都パンダ繁殖研究基地も、世界自然遺産に指定されている四川パンダ生息地の重要な構成要素だ。成都は2007年、国家観光局と世界観光機関(WTO)から、第1弾「中国最優秀観光都市」に認定された。2009年の国内外からの観光客は延べ約5200万人、観光収入は約500億元に達した。(編集KM)
「人民網日本語版」2010年1月15日