中国の国家観光局は、このほど「9月7日から30日まで、外資系旅行会社による海外旅行業務の取り扱い申請を受ける」と発表した。
現在、中国に進出している数十社の外資系旅行会社は大半が赤字状態にある。中国人の海外旅行と国内旅行、外国人の中国旅行のうち、外資系旅行会社は利益の最も大きい海外旅行業務に携わることが禁じられているからである。
しかし、この開放によって、国内の旅行社が得ていた海外旅行業務の利益が小さくなるという懸念も出ている。中国旅遊研究院国際旅遊研究所の責任者蒋依依さんは「旅行会社は、大手も小さいところも、これに対する準備はしたので、心配はない」と語った。
中国旅遊研究院が発表した最新データによると、2009年海外旅行に出た中国人は5000万人に近づき、2010年は5400万人を超える見込みだということである。
「中国国際放送局 日本語版 」 2010年9月9日