漢十高速鉄道(武漢〜十堰)の設計部門である中鉄第四勘察設計院が16日に発表した情報によると、同鉄道は22ヶ月をかけ前線の調査・設計を完了し、全線の全面的な着工を目前に控えている。
同鉄道は漢孝都市間鉄道(武漢〜孝感)の孝感東駅から西に延び、孝感市、雲夢県、安陸市、随州市、随県、棗陽市、襄陽市、谷城県、丹江口市、十堰市を経由する。総距離は399キロで、孝感東駅、雲夢東駅、武当山西駅、十堰北駅など13駅を設置。
同鉄道は複線高速鉄道で、設計上の時速は350キロに達する。全線には233基の中・大型橋梁、46本のトンネルがあり、橋とトンネルの全長は274キロで全体の68.65%を占める。
同鉄道の沿線には、安陸府河国家湿地公園、襄陽漢江国家湿地公園、峴山国家森林公園、隆中国家風景名勝区、谷城漢江国家湿地公園、丹江口水庫省急風景名勝区、丹江口水庫水源准保護区、武当山国家急風景名勝区、武当山世界文化遺産(古建筑群)、武当山国家地質公園といった重点保護エリアがある。同鉄道は武当山、古隆中、炎帝神農故里、黄鶴楼といった有名スポット、襄陽、随州、孝感、武漢といった歴史・文化都市および中国優秀観光都市を結ぶ。同鉄道は河北省内の重要な観光路線と言える。