ロシアのニュースサイトが11月16日に報道した記事によると、チェルニコフ氏がハルピン、成都、重慶の政府に対し、チャーター機の直行便について交渉を行っているという。同氏は「我々はこの面での協力の発展を進めていきたい。モスクワ航空の中枢は航路の増便を検討しており、空港もさらに多くの飛行機の受け入れが可能だ」と話す。
「World Without Borders」旅游協会管理委員会の主席であるアレキサンドル・フェイディン氏は、両国のこのプロジェクトは興味深いと述べる。もしモスクワと中国各都市で十分な観光客数が確保できれば、中国当局によるプロジェクト支援も見込めると同氏は考える。
2015年の1月~9月、ビザ免除によってモスクワを訪れる中国人観光客の数は2倍に増加し、21万人に達した(モスクワに加えてサンクトペテルブルクに訪れる観光客数は26万人)。チェルニコフ氏はこの数字について、「もっと増加させることができるだろう」と話す。なぜならモスクワは、「(中国人観光客は)もっと来たがっている」ことを発見したからだ。新航路の増設は中国人観光客数の増加に有利であり、これもモスクワ当局の希望と合致する。
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