中国がオンライン旅行サイトの同程旅行と8日発表した「夏休み旅行消費トレンド報告書2024」によると、出入境観光の力強い成長は今年の中国の夏休み観光シーズンの大きな特徴で、日本、韓国、シンガポール、マレーシア、タイの人気が最も高い。

報告書によると、今年の夏休みは海外旅行の需要が旺盛で、人気目的地はアジアに集中している。特にシンガポール、マレーシア、タイなどの中国と相互にビザを免除している国が「ビザ免除黄金線」を形成し、中国人の夏休みの人気海外旅行先になっている。

報告書のデータによると、今年の夏休みに人気の高い海外旅行先はバンコク、東京、クアラルンプール、ソウルなど。海外旅行客のうち「シルバー族」（年齢55歳以上）が占める割合が昨年より大幅に上がっており、親子孫3世代の夏休み海外旅行が全面的に戻ってきた。

伝統的な歴史文化名都は今年も夏休みの人気親子旅行先で、北京市や西安市などの人気が高い。また各地の重点博物館は夏休み旅行の人気スポットで、故宮博物院は陝西省歴史博物館などは予約しにくい状況となっている。北京市や蘇州市などの人気旅行先は、一部の博物館の事前予約制を廃止し、現地の主要博物館の人気をさらに高めた。

また報告書によると、主要観光都市の観光街区と中心商圏は夏休みナイトツアーの重点エリアで、重慶市の洪崖洞などが若い観光客から注目されている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年7月9日