ビザ免除範囲の拡大、入境ビザ便利化、世界無形文化遺産登録後で初の春節という多くの効果が重なり、インバウンド観光市場はこの春節に大きな成長を迎えた。人数が多いだけでなく、外国人は非常にディープな観光を楽しんだ。北京、上海、成都などの大都市だけを訪れたのならば、それはまだ中国旅行の初心者であり、上級者を称するのはきまりが悪いだろう。自慢?(如果只是去了北京、上海、成都等大城市,那只能算是完成了中国游“新手村任务”,绝对不好意思自称中国游资深玩家。)年越しの雰囲気を味わえる人知れぬ町、ニッチな農村もこの春節、世界各地の観光客を迎えた。
今年は世界無形文化遺産登録後で初の春節だ。外国人客は中国の有名スポットを訪れ、本場の料理を味わおうとするだけでなく、中国の豊富で多彩な伝統文化に魅了された。
世界各地からの20数人の外国人客は北京市で、「京郊賞灯」日帰りツアーを選んだ。夜になると、さまざまなデザインの巳年らしい飾りランタンが美しく輝いた。外国人客は打鉄花、火壺、風火輪などのショーを楽しみながら、中国伝統文化の独特な魅力を実感した。
ガイドの劉叢さんによると、春節中の外国人の中国旅行には、団体から個人客へ、おなじみのスポットから個性的なルートへ、一本化観光から細切れの体験へといった変化が生じた。劉さんは春節前に登山隊のガイドを行った。年配の20人以上の外国人客が中国各地の高山にチャレンジした。中国旅行が活況を呈する中、外国語を話せるガイドも人気になっている。
途家プラットフォームによると、外国人の民宿予約件数は前年同期比2.3倍増で、51の郷鎮に初めて外国人の予約が入った。新疆阿勒泰布爾津県で氷雪観光を満喫し、湖北赤壁の羊楼洞古鎮で「青磚茶」を味わい、浙江縉雲仁岸村で無形文化遺産「人形劇」を観賞する。これらは外国人客のおしゃれな新春旅行になった。
婺源の篁岭では、板凳竜灯や舞仙鶴などのショーが外国人客にサプライズをもたらした。夜の帳が下り、100メートルの板凳(腰掛け)でつくる長さ100メートルの竜が古い村の中を行き来し、非常に壮観な光景となった。米国のある観光客は、「春節の雰囲気は、私が中国人から感じ取った熱意だ。人々は非常に生活を愛し、他者と美しいひとときを共有しようとする」と述べた。
春節連休中、多くの外国人客は中国の特色あるお土産を好んで購入した。一部の老舗店のミルクキャンディ、茶葉、黄酒などが人気で、さまざまな新「国貨」ブランドも好評を博した。年画、切り絵、飾り提灯などの伝統的な手工芸品も「買い物カゴ」に入った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月7日
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