朝鮮半島核問題を巡る6カ国協議参加国の外相が23日、シンガポールで非公式会合を行い、協議の主催国である中国の楊潔チ外交部長が、「今回の会合は非常に意義がある」と強調した。
楊潔チ外交部長は席上、「各方面は今回会合で共通の認識に達した。それはまず、各方面が共同の努力を払ったことにより6カ国協議は重要な段階的成果を収めたという点で一致に達したこと。第二は、各方面は共同声明と合意文書でのそれぞれの約束を真剣に履行すると改めて表明したこと。第三に、6カ国協議は、各方面が理解と信頼を促し、朝鮮半島の核問題の解決、関連諸国間の関係正常化の実現、及び北東アジアの新しい枠組みの構築と協調を促すため協商と対話を行う重要な場であると各方面が認識したこと。第四は、各方面は、全面的に、均衡に、かつ検証可能な方式で第二段階行動を実施することやその検証議定書についていち早く共同の認識に達することに同意したこと。第五に、各方面は、6カ国協議プロセスをこれからも推進することは、各方面の共同の利益に符合すると認識したこと。第六には、各方面は6カ国協議の正式外相会合を適当なときに開催すること、そのため各方面が意思疎通と協商を保っていくことに同意したことだ」と述べたあと、中国は6カ国協議の主催国として共同声明などが定めた諸目標の実現のためこれからも建設的役割を果たしていくとの姿勢を表明した。
「中国国際放送局 日本語部」より2008/07/24 |