【新華社北京6月5日】中国の出版研究機関、全民閲読・融媒体智庫と中国新聞出版伝媒集団、中国全民閲読媒体連盟はこのほど、研究リポート「全民閲読の視点による子どもの読書観察」を発表し、中国の児童書出版や読書分野は活力にあふれ、大きな潜在力を秘めていると指摘した。2018年の児童書出版点数は4万4千点を突破し世界の首位に立っており、児童書出版は中国出版業の持続的な成長をけん引する力になっている。
リポートによると、児童書出版社は全国で550社を上回り、児童書の印刷部数は8億冊余り、販売中の作品は30万点余り、売上高は200億元(1元=約15円)に達している。児童書出版業の年間生産額は20年連続で2桁成長を記録している。
中国の児童書の定価総額が図書市場全体に占める割合は16年以降年々上昇し、18年には25・19%に上昇した。紙の本のほか、児童向け音声書籍、オーディオ・ビデオブックなどの成長が著しい。今年の児童向けこうした製品の市場規模は78億3千万元に達すると見込まれている。
「新華網日本語版」2020年6月6日