米国のサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)はこのほど、「バイデン大統領の今回のアジア歴訪は中国と対立するためのものではない」と述べました。
これを受け、中国外交部の汪文斌報道官は20日の定例記者会見で、「米国側がこの発言と行動を一致させ、地域諸国と共に分裂や対立をたくらんだりせず、また、アジア太平洋地域に混乱を引き起こすこともなく、地域の団結と協力の計画を議論することを期待する」と表明しました。
また、インド太平洋経済枠組み(IPEF)について、汪報道官は、「いかなる地域協力枠組みも平和と発展の時代の潮流に順応し、地域国家間の相互信頼と協力を増進すべきである。第三者を標的にしたり、第三者の利益を損ねたりしてはならず、明らかに選択的であったり排他的であったりしてはならない」と述べました。(張、謙)
「中国国際放送局 日本語版」より 2022年5月21日