中国人民銀行は、本日11月19日から、中国で、個人出入金一貫サービスが全国でスタートすると発表した。北京では、中国建設銀行、中国銀行、交通銀行、北京銀行、興業銀行の5行が第1陣で同サービスを開始している。
いわゆる個人出入金一貫サービスとは、住民が銀行を通じて、本人あるいは他人の口座にリアルタイムで入金、振り替えおよび照合を行う業務のことを指す。つまり、個人出入金一貫サービスの実施後、A銀行の預金通帳を持つ住民がB銀行での預金、現金引き出しが可能となり、これまでのような異なる銀行間の「お金の移転」をする必要がなくなった。
伝えられるところによると、住民は本人の身分証明書を持参し、口座開設銀行で「個人出入金一貫サービスに関する合意書」に署名すれば、口座開設銀行以外の銀行で関連サービスを受けることが可能となる。
ただ、顧客が個人出入金一貫サービスを受けるには、サービス提供銀行に一定額の手数料を納めることが必要である。手数料の額はそれぞれの銀行が自ら設定することになっている。中国銀行の現在の料金基準は取引額の1%、最低1元、最高100元。中国建設銀行は取引額の1%、最低10元、最高200元。興業銀行は取引額の1%、最高50元で、VIPカード持参の顧客には割引がある。
「チャイナネット」2007年11月19日 |