サービスを提供したい人がいれば、サービスを購入したい人もいる。外を出歩かない「怠け者」が、せわしなく外を回る「便利屋」ビジネスを生んでいる。初冬の冷え込みが南寧市民を「怠け者」にし、現地の「便利屋」も冬の忙しさに追われている。
南寧市の「信用便利屋有限公司」の社長によると、同社設立の目的は一般市民に仕事や生活上の手助けを提供し、より重要な事のために多くの時間を割くことができるようにするためだという。寒気の訪れと共に「便利屋」の従業員は猫の手も借りたいほどの忙しさで、買い物やチケット購入、申し込みの順番取りや荷物の受取・発送、友人やビジネス相手の送迎といった多くの業務を代行している。
多くの「小資(プチブル)」は、猛暑の夏をやり過ごしてやっと迎えた冬には、ゆっくり日差しを楽しみたいと願っている。「家のベランダや廊下に小さいブランコを置いて日光浴しながら本を読んだり、お気に入りのスナックをつまみながら日差しの変化を楽しんだり、これほど満足なことはないわ。」南寧市思賢路のある広告企業に勤めるコウさんの考えでは「怠け者」は現代都市の普遍的な現象で、既に時代の符号となっているのだという。ゆっくり怠けて生活を楽しむのも悪くないのだ。
「人民網日本語版」より2007年12月3日
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