2007年は間もなく終わるが、中国の国民経済は引き続き急速な発展を保っている。諸般の改革施策が相次いで打ち出され、エネルギー削減・汚染物質排出抑制の度合いは未曾有のものであり、民生問題についても一層の改善が見られる。一方で、消費者物価指数(CPI)の高止まりなど大きな問題も表れている。
2007年を振り返ると、中国経済について最も頻繁に使われた言葉は、以下の8つにまとめることができる。
キーワード1:「CPI」
国家統計局のチーフエコノミストの姚景源氏によると、今年最もよく使われた言葉は、CPIである。
CPIは消費者物価指数の英文(Community Periodontal Index)の略で、国民が購入する消費品及びサービスの価格水準の変動状況を反映する指標であり、国民の暮らしと密接なかかわりを持つものである。
今年3月以来、ブタ肉、食用油など食品の値上がりの影響を受け、CPIの上昇率は8カ月連続3%警戒線を上回り、そのうち3カ月は6%を超えており、10月までの10カ月間の累計CPIは4.4%上昇した。国家統計局の謝伏瞻局長は先般、今年の年間CPI上昇幅は4.5%~4.6%で、全般的に穏やかなインフレであるという見方を示した。
|