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速過ぎる人民元高は世界にプラスにならない
発信時間: 2007-12-13 | チャイナネット

第3回中米戦略経済対話会場の様子

 

中国商務部の陳徳銘副部長は12日、第3回中米戦略経済対話のブリーフィングの席で、速過ぎる人民元高は中国経済の下ブレをもたらす可能性があり、世界にとってもプラスにならないと語った。

陳徳銘副部長はその際、商務部は人民元高に決して反対してはいないが、人民元の速過ぎる上昇に反対していると強調した。速過ぎる人民元高は中国の国情に合わず、中国には受けいれる能力もない。世界の一部の人は人民元切り上げのペースが高ければ高いほどよいと望んでいるが、これは無責任な考え方である。

12日の人民元対ドルレートは7.3647となり、為替レート改革以来の最高記録を再度更新した。一日の上昇幅は150ポイント。

陳徳銘副部長はまた、中米間貿易黒字の減少を人民レートに託すならば、これは経済理論上、非科学的なものであると指摘した。「中国の2005年の為替レート形成メカニズム改革以来、人民元はドルに対して11.9%も上昇したが、中米間貿易黒字は減少していない」。

「チャイナネット」2007年12月13日

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