太陽熱給湯は世界トップレベル

中国の太陽エネルギーを利用した給湯機の生産量は、欧州の2倍、北米の4倍に達する。中国はすでに世界最大の給湯器生産国、世界最大の給湯器市場となっており、年成長率は20～30％に達する。中国資源総合利用協会・再生可能エネルギー専門委員会の朱俊生主任によると、中国の太陽エネルギー利用給湯器の生産量と生産能力は世界トップで、生産量は世界全体の60％以上を占める。2006年の統計では、給湯器の使用面積は累計9千万平方メートルに達した。中国の太陽エネルギー利用給湯器分野には、すでに整った産業システムが形成されており、独自の知的財産権を備えた技術も確立されている。

中国の再生可能エネルギーの開発・利用は大きな成果を上げているが、なお持続可能な発展というニーズを満たしてはいない。水力発電、太陽エネルギー利用、メタンガスを除き、その他の再生可能エネルギーの技術レベルは低く、技術の研究開発力が不足し、設備製造力も弱い。朱主任は「国の現在の発展計画では、再生可能エネルギーの発展に向けた決意が表明されている。国は現在、再生可能エネルギーの開発投資を増やし、一連の優遇政策を打ち出している。再生可能エネルギーの発展は現在、最もよい段階にあり、最も速い段階でもある。国際的な情勢からみても、中国自身の発展状況からみても、再生可能エネルギーの発展はまもなく黄金期を迎えることになるだろう」と話す。

「人民網日本語版」2007年12月12日