中国化学工業集団の「化学工業廃水ゼロ排出戦略」が始まった。

一連の新技術革新や制度面のサポートにより、同社所属企業では環境保護の新技術が多く採用され、エネルギー削減や汚染物質排出の面で効果を上げることがその目的である。

同社は2008年から、まずPVC工業企業や石油精錬企業、合成アンモニウム企業などで、化学工業廃水の「ゼロ排出」関連の重点技術の開発に取り組み、10億元を特定プロジェクト専用資金に、14の汚染物質排出プロジェクトに資金サポートをしている。

そのほかの新規建設プロジェクトにも、エネルギー削減や汚染物質排出関連の新技術が採用され、重点作業部門の工業廃水「ゼロ排出」目標が達成された場合、同集団は特定プロジェクト基金を設立して、該当するプロジェクトへの投資利子補給の優遇措置を行うことにしている。

「チャイナネット」2008年1月15日