埋蔵量は今後増加へ
――国内石油の需給状況はどうか?
油田が今後も発見され、埋蔵量が増加していくと楽観視される。国際原油価格の高騰が続く中、国内の三大石油企業は良い発展のチャンスと開発力を備えている。石油探査の開発投資力の増強は大手の石油企業には欠かせないことだ。探査技術の向上に伴い、新たに油田が発見される可能性が高まっていく。中国の埋蔵量の増加は現在、米国で言えば中期段階に相当し、安定した増加の時期にある。
中国は安定した原油生産量の増加と天然ガスの生産量を確保していく同時発掘の方針を継続していく。また、石油・天然ガス資源の探査開発力を強化していくことで、主要な油田の潜在力を掘り起こし、採掘率を上げ、古い油田の生産量が低下するのを緩和していく。さらに、大手の石油企業は石油・天然ガスの埋蔵量の急速な増加をもたらす海外での油田探査の開発スピードを上げていく。
埋蔵量を確保した上で、国内の石油生産量は2008年、継続的に増加していくと予想され、新たな石油精製プロジェクトの建設、石油精製企業の改造を急ピッチで進めていくことで、原油の加工能力を高めていく。同時に、石油の輸入は今後も継続的に増加していく傾向にあり、輸入規模の拡大が見込まれる。
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