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昨年の火力発電、4000万トンの石炭を節約
発信時間: 2008-02-01 | チャイナネット

国家発展改革委員会によると、昨年、中国の火力発電で1キロワット時に消費された石炭は10グラム減り、前年に比べて4000万トンの石炭が節約された。この節約分を870億キロワット時の発電量に換算すれば、三峡ダム水力発電所の全発電ユニットが1年中フル稼働した時の発電量に当たる。

大型で高効率の発電ユニットの建設と小規模発電ユニットの停止により、中国の発電用石炭の消費は大幅に減少した。この5年、1キロワット時の単位石炭節約量は26グラムになり、同量の発電で5年前より1億トンの石炭が節約されたことになる。

最近の電力工業の発展は速く、業界の構造調整や省エネ、汚染物質排出削減に顕著な成果をあげている。昨年末までに全国の発電設備容量は7億1300万キロワットに達し、5年間で新しく増えた設備容量は倍増した。

現在、全国の水力発電設備容量は、世界1位の1億4500万キロワットで、石炭燃焼による火力発電設備容量は世界2位。そのうち30万キロワット以上の高効率で環境保全型の発電ユニットの割合は、2003年初の43.3%から2007年の58.9%まで向上した。

この数年、全国の排煙脱硫装置が取り付けられた火力発電所の発電設備容量は、新しく2億6000万キロワット増加し、火力発電設備容量の半分を超えている。このほかにも排気除塵や廃水処理、フライアッシュの総合利用などの面で大きな進展を見せている。

中国では昨年、438万キロワットの小規模な火力発電所が閉鎖され、大容量で高効率、低排出の石炭燃焼発電ユニットに取って代わった。これにより年間で1880万トンの石炭を節約することができ、二酸化炭素と二酸化硫黄の排出量はそれぞれ3670万トンと29万トン減少した。

「チャイナネット」2008/02/01

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