自由貿易区交渉のスタート
中国がASEANとの間で、約7000品目の製品に対して優遇関税を実施したのは2005年7月20日。これにより、中国とその他の国や地域における最初の自由貿易区である、中国・ASEAN自由貿易区の関税引き下げ計画が全面的にスタートした。
WTO加盟後、自由貿易区は中国の対外開放の新しいパターン、新しい起点、ひいてはその他の国や地域との間の互恵協力を実現する新しい場になった。そして中国共産党第17回全国代表大会の報告でも、「自由貿易区戦略を実施する」方針が明示され、現在、中国は、アジア、オセアニア、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、アフリカの29の国や地域間で、12の自由貿易区の構築について協議を行っている。
中国国際貿易学会の鐘正岩常務理事は、近年、世界の自由貿易区設置の動きは活発化しており、ますます多くの国がこれを多国間貿易と同等、あるいはそれ以上の地位に置くようになるだろうと話す。中国共産党第17回全国代表大会の報告で自由貿易区戦略が明示されたことは、WTO加盟後、対外開放によって改革や発展を促進し、新しい道とモデルを提供していると語っている。
「チャイナネット」2008年2月18日
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