ホーム>>経済>>視点
中国次世代DVDの行方
発信時間: 2008-03-13 | チャイナネット

中国版HD-DVD

中国光ディスク国家工程研究センターと中国電子科技集団は05年7月、国際DVDフォーラムにHD-DVDを土台とした中国向け専用のDVD規格開発を希望する意見書を提出した。同年9月16日に許可が下り、中国がHD-DVDと区別される次世代DVD規格を自主開発することが決まった。07年9月7日、清華大学光ディスク国家工程研究センターを中心に「中国ハイビジョンディスク産業連盟」が設立され、中国版のHD-DVDを「CH-DVD」と名付けた。同連盟のメンバーには、マイクロソフトや東芝、NEC、タイムワーナー、中国唱片(レコード)公司、TCL、海爾(ハイアール)、新科(Shinco)など国内外の31メーカーが加わった。

中国が知的財産権を持つCH-DVD(俗称中国版HD-DVD)の開発に携わった清華大学光ディスク国家工程研究センターの陸達・副主任は、「東芝のHD-DVD撤退が中国版HD-DVDに与える影響は小さい。中国版HD-DVDの多くの技術はすでに東芝に頼らなくても大丈夫」と語る。「しかし電子機器メーカーは新たな技術に対応する準備をしておかなければならない。ブルーレイの特長は超大容量とハイビジョン。国際化を目指すならば避けては通れない規格だ。メーカーが将来、海外からの発注を受けたいのであれば、この国際規格を採用する必要がある」。

     1   2   3   4   5    


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 中国次世代DVDの行方

· 昨年の中国自動車顧客満足度、調査結果発表

· 人民元上昇にはプラスとマイナス 商務部長

· 今年の物価は「前高後低」 商務部長

· 日本の輸入食品の16%が中国産 中国食品の安全性は信頼できる