5カ月連続で大幅調整
18日の上海証券取引所は総合指数が3800ポイント、3700ポイントの大台を相次いで割り込み、一時3600ポイント近くまで下がった後、3668.90ポイントで引けた。前日比下げ幅は3.96%だった。
同日の深セン証券取引所は成分指数が1万2489.02ポイントで引け、前日比下げ幅は5.44%だった。両市場のA株銘柄のうち、値上がりしたのはわずか30銘柄で、約1400銘柄が値下がりし、約300銘柄がストップ安となった。
実際には今月4日以来、株式市場は下落を続けている。上海総合指数は同日の4450ポイントから一気に下落し、4千ポイント、3800ポイント、3700ポイントの大台を相次いで割り込んだ。その間、状況を大きく変えるような反発はみられなかった。市場に対する信頼は大いに損なわれ、一部の投資家は市場から手を引いた。
昨年10月中旬から現在までのわずか5カ月間に、両市場の時価総額は約10兆元縮小し、昨年10月に記録した最高額に比べると約3分の1が減少したことになる。
昨年10月16日に上海総合指数が6124.04ポイントを記録した後、株式市場は5カ月以上にわたり調整を受け、上昇幅は40%を超えた。これほど長期間にわたり大幅な調整が行われたことにより、多くの投資家が「2年続いたブル市場(強気市場)が終わったのだろうか」という疑問を抱き始めた。
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