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課題も多い「首鋼」の将来
発信時間: 2008-04-14 | チャイナネット

年産800万トンの鉄鋼企業をまるごと移転させるのは、中国でも、世界的にも未曾有のことである。これは国や地方、企業、従業員の利益に関わる全面的で系統的なプロジェクトである。激しい市場競争に直面し、当面の生産経営をうまく行って、経済的な利益の増加を保証しなければならない。と同時に、鉄鋼の生産量を圧縮し、リストラされた授業員を再配置し、さらに、地方に新しい製鉄所を建てなければならない。その難しさは進して知るべし、である。

よみがえる鳳凰

曹妃甸工業区の立体模型図(①曹妃甸工業区のゲート②精品鋼材の生産基地③曹妃甸島にあった灯台はそのまま残された④25万トン級の鉱石バース⑤30万トン級の原油バース)  

 

2005年10月、首都鉄鋼と唐山鉄鋼は提携して、「首鋼京唐鉄鋼聯合有限責任公司」(首鋼京唐公司)を設立した。首都鉄鋼が株式の51%をにぎり、これが新しい首都鉄鋼の主要な部分となった。

新しい首都鉄鋼の平面企画設計は、世界の先進的な鉄鋼企業の経験をもとに、曹妃甸の地理的条件にあわせて描かれた。原料置き場、コークス化、焼結、製鉄、製鋼、圧延などの技術系統は、曹妃甸の25万トン級の鉱石バースから、南から北へ「一直線」に配置され、その配置はきちんと整っており、それぞれの間の輸送距離は短く、それぞれの機能がはっきりと分かれている。

2008年、首鋼京唐公司は生産を始める。鉱石バースのベルトコンベアーで船の上に積まれた砂状の鉄鉱石を製錬工場に運び、そして5500立方メートルの巨大な高炉の中でこれを溶かして銑鉄にする。

それから、一連のハイテク処理を経て、溶けた銑鉄は純度の高いビレット(鉄の塊)になり、圧延工場に運ばれる。ここで熱間圧延または冷間圧延を経て、自動車や電子製品、電気製品などハイテク産業に使う上質な鋼材が生産される。計画では、新しい首都鉄鋼の年間鉄鋼生産量は1500万トンに達する見込みで、中国最大の新型の上質鋼材の生産基地になる。何巍院長の考えでは、新しい首都鉄鋼はさらに、鉄鋼のなかの「芸術品」といわれる珪素鋼(珪素を含む特殊鋼)の生産を目指して進むことになっている。

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