傅自応副部長はまた次のように述べた。
中国の輸出情勢が厳しさを増す中で、輸入拡大政策を変更するわけにはいかない。国際収支のバランス失調圧力が依然として大きいと同時に、中国の経済発展を保障する必要があるためだ。
人民元の上昇期待が引き続き存在することや米国の金利引き下げなどを受けて、中国への海外資金の流入がこのところ急激に増加している。あるデータによると、第1四半期(1~3月)の貿易黒字は414億2千万ドル、実行ベース外資導入額は274億1400万ドルだったが、同期には外貨準備が1539億ドルも増加している。あるアナリストは、ホットマネーの流入により金融システムが不安定になり、不動産価格や消費者物価指数、国内総生産(GDP)の伸びが一層加速する可能性があるとの懸念を示す。
国家発展改革委員会の張暁強副主任も26日の中国進出口(輸出入)企業第6回年次総会で、「今後は輸入が市場安定に果たす役割を十分に発揮させる必要がある。特に原材料、エネルギー、ハイテク製品の重要部品や技術の輸入を拡大し、輸入コストをできるだけ引き下げて、市場価格の抑制作用を発揮させるつもりだ」と発言した。
「人民網日本語版」2008年4月28日
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