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北京モーターショー大盛況の理由
発信時間: 2008-04-29 | チャイナネット

国産車に試練

国内の自動車メーカーも自国での展示会で引っ込んではいない。第一汽車集団は42車種を展示し、東風集団は独自ブランド車を全シリーズ展示し、特に大型の業務用載重車の展示に力を入れた。奇瑞汽車は23車種を展示し、安全性・環境保護性能・省エネ水準をより高めるとの発展理念を明らかにした。「価格キラー」と呼ばれる吉利轎車は昨年、戦略的モデル転換を宣言し、ミドルクラスカーおよび高級車の市場に参入して、ハイエンド市場での発展をはかっている。また、これまで四輪駆動車で名高かった長城汽車は環境保護に配慮したコンパクトカーを打ち出した。

海外メーカーはコンパクトカーに力を入れており、ベンツ、トヨタ、日産などは2~3人乗りの小型乗用車を相次ぎ打ち出した。各メーカーの調査により、世界の乗用車1台あたりの平均乗車人数は1.2人に過ぎないことがわかったため、こうした小型乗用車を開発販売することになった。これら小型車は価格や環境保護性能などで中国車と競争している。

これまで価格競争では中国車に太刀打ちできなかった海外メーカーだが、現在では中国ブランド車との間で価格競争を繰り広げている。今年第1四半期(1~3月)、中国の消費者物価指数は前年同期比8%上昇し、専門家の算定によると生産資料価格指数はここ数年で約7%上昇し、人民元の対米ドルレートの累計上昇幅は13.8%に達した。ある専門家は、こうしたさまざまな要因の影響により、国産車に比べて輸入車の価格性能比(パフォーマンス)の優位が目立つようになったことを懸念する。国産車は価格的優位が徐々に失われる中で、刷新やグレードアップをはからなくてはならない。

北京モーターショー主催者は重要車種は全て出展しているというが、インド・タタグループの1万8千元の低価格乗用車の姿は見えない。また同グループが約20億ドルをじて買収したランドローバーやジャガーの車種は、前の親会社であるフォードの展示ブースに並べられている。

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