ホーム>>経済>>視点 |
北京モーターショー大盛況の理由 |
発信時間: 2008-04-29 | チャイナネット |
|
国産車が躍進 北京国際モーターショーで最も人目を引き、来場者を集めるのは、デラックスカーの展示コーナーだ。今回はベントレー、ロールスロイス、フェラーリなどが出展し、並べられた車種は価格数百万元~数千万元に上るが、買い手には不足していない。2千万元を超える車種でさえ、ショーのスタートから2時間で売約済みになったという。 デラックスカーの展示コーナーには国産車も登場するようになった。上海汽車集団と南京汽車集団との合併後、初めての展示会となった今回は英国車をベースとした上海汽車の「栄威」と南京汽車の「名爵」がそろって展示された。うち「栄威550」は初めて独自開発した準デラックスカーで、「栄威750」は約3千台が販売された。同社が打ち出す、車両の中心部分にエンジンを設置したレーシングカーも人気を集めている。前モーターショーでは国産ブランド車は全体の約3分の1を占めたが、ローエンドのエコノミークラス小型乗用車の分野でしか海外有名ブランドと競うことが出来なかったが、今回は「栄威」や「名爵」などの国産車が世界のデラックスカーと同じ土俵に立つようになった。 海外デラックスカーのかたわらに置かれた、湖南大学が設計した独特の菱形フォルムをもつ自動車が注目を集めている。車内空間に配慮した三軸設計をベースとし、これまで六輪でしか実現できなかった三軸のアウトドア性能を四輪で実現したもので、燃費効率が高く、操作性も快適といった長所を備える。現在、同車の設計システムは国の月探査プロジェクトの自動車事業に組み込まれている。 中国企業による専門技術の研究開発も大きく進歩した。従業員わずか200人ほどの蘇州奥傑汽車技術有限公司は、2004年の設立以来、ピックアップ車、コンパクト乗用車、エコノミータイプ乗用車、ミドルクラス乗用車、バスなど10車種を相次ぎ設計し、大手メーカーとの提携に成功して大量生産を実現している。 民間完成車企業である吉利公司は世界で初めてパンクのモニタリング・安全制御システムを開発し、この技術を欧米の先進国市場に輸出している。 「人民網日本語版」2008年4月29日 |
|