上海長江の川底トンネルの上りルートの掘削が28日に長興島まで進んだ。プロジェクトの工事を担当している上海トンネル工事株式有限会社は、当初の予定より1年早くこのトンネルの上りルートを完成させ、これにより世界最大直径のトンネルが上海に誕生することになった。
上海トンネル工事株式有限会社によると、長江川底トンネル工事は、「長い距離、大きい直径、深い深度」で有名だという。連続掘削距離は、世界で初めて7.5キロに達し、2台の超大型シールドマシンの直径は世界最大の15.43メートルで、大部分の工事は川底で行なわれ、その最も深いところは55メートルにもなる。
国の超大型交通プロジェクトとである上海長江川底トンネルの工事は、2004年12月28日にスタートし、上海トンネル工事株式会社は、その中のトンネル掘削工事を請け負っている。
上海市の北東部に作られているこの超大型トンネルは、上海市と長興島とをつなぐ。トンネルの全長は約8.9キロで、下層と上層に分かれ、上層は両側6車線の高速道路、下層は上海の崇明や長興、橫沙の「三島連動」開発計画に組み入れられている上海軌道交通9号線が建設される予定だ。
「チャイナネット」2008年5月30日 |