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今年、貿易黒字が激減したのはなぜか?
発信時間: 2008-06-10 | チャイナネット

2005年5月から現在に至るまで、中国の対外貿易は48カ月連続して黒字を記録、うち昨年3月より、単月黒字額は平均2百億ドル以上を維持してきた。しかし今年に入り、対外黒字額は猛烈な勢いで減少しつつあり、その傾向はより鮮明になっている。税関の統計によると、今年1月から4月、中国の対外輸出額は4245億9千万ドル、一方輸入額は3635億9千万ドルで、貿易黒字は累計580億ドルと、昨年同期比49億4千万ドル減少、下げ幅は7.9%にも達している。

税関総署が発表した研究報告によると、現在中国の貿易黒字は減少傾向にあり、その理由として国内外の様々な要因による有機的なものだとしている。また、これらの要因およびその展開のスピードに短期的に変化が起こりうる可能性は低く、今年通年の中国の対外貿易は引き続き輸出減少、輸入拡大局面が続くものとみられるという。これまで長期にわたり続いてきた貿易黒字の急増や輸出入のアンバランス状態は、今や逆転しつつある。

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