9割以上が損失を受ける
昨年の「530暴落(5月30日の印紙税率引き上げに伴う株価下落)」以来、中国の株式市場は一貫して大きく変動している。20営業日の間に上海市場の総合指数は1日の下げ幅で150ポイントを上回り、昨年10月16日に史上最高の6124.04ポイントを更新して以来、今日の2800ポイント前後まで一貫して下落を続け、累計の下げ幅は55%近くに達している。投資家の損失はどれぐらいだろう。CCTV(中国中央テレビ局)は新浪、捜狐、和訊、東方財富のウェブサイト4社とインターネットによる調査を行い、16日午前11時から17日午前11時までの間に合計76万4588人がこの調査に参加した。
調査によると、2007年1月1日から現在までの間に、調査に参加した投資家の中で損失を受けた割合は92.51%に達し、利益を上げた投資者はわずか4.34%、元の投資額を保っている投資者は3.15%となっている。これほど大規模な損失はこれまでの長いベア市場でも極めてまれなケースだ。昨年1年のA株市場は国民の財産性の収入を効果的に増加させなかっただけでなく、逆に国民の個人財産を次々と飲み込んでいったことがわかる。
ではこうした投資家の損失は彼らの金融資産のどの程度を占めているのだろうか。調査によると、損失が金融財産に占める割合が50%以上に達しているのは損失を受けた投資家の59.98%で、割合が40%なのは14.50%、30%を占めているのが11.43%、20%以下を占めているのが5.74%、10%を占めているのが2.46%、損失が金融財産に占める割合が10%以下である投資家は5.89%となっている。
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