専門家の意見は
A株が下落を続ける原因については様々な説があるが、中国経済が依然として急速な成長を続け、輸出も依然盛んであるのにA株だけがこれほど暴落していることを完全に説明する説はない。A株は実際には資金不足ではなく、信頼を失っているだけだと言う専門家もいる。先の調査結果も、大多数の株式投資家は政府がこの時期に有利な措置を発表して市場を救済することを望んでいることを表している。専門家はこの問題をどう見ているのだろうか。
中国法政大学の劉紀鵬教授は次のように述べている。「私たちの監督管理部門の最も中心的な任務は市場の安定を保ち、投資家、特に中小の投資家の利益を保証することだ。私たちの資本市場安定の一つの指標は大きな値上りや値下がりを防止することにある。」
中国人民大学金融・証券研究所の呉暁求所長は「市場を救済する、しないということについてだが、この2つの言葉は非常に敏感に扱われるべきだ。私は政府が制度面について大きく重視すべきだと考える」と述べている。
中国証券業協会の林義相副会長は次のように語っている。「株式市場が半年余りで50%以上下落するというのは非常に深刻な下落だと私は考える。一種の災害だと言う人もいるほどだが、私はこれも誇張ではないと思う。現在のこうした状況から見ると、個人的には、株式市場がこれほど大きく下落しているのだから、何らかの措置や政策を出して、株式市場の比較的安定的で健全な発展を支援することが必要だと考える。
「人民網日本語版」2008年6月18日
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