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世界的食糧価格急騰、中国への影響は小
発信時間: 2008-06-20 | チャイナネット

充足した食糧備蓄は市場コントロールに大きな役割

この度、世界中で食糧価格が高騰している中で、中国は食糧備蓄が充足していることからその主要な食糧価格は総体的に安定している。

食糧は、農業従事者の手から、最低購入価格が支払われ、国家の備蓄食糧となる。そのため、政府による市場供給の調整、食糧価格の関与が行われる。この臨時的な政策は、その後、国家による食糧価格調整の重要な手段に変化する。市場食糧価格が低迷すれば、政府は購入価格を高値に設定し、逆に、備蓄食糧を競売にかけ、食糧価格の安定化を進める。政府が市場委託購入や競売を行い、不安定であった国内の食糧価格を安定させる。

今年3月以来、国内外市場の農産品価格が高騰しているのを受け、中国食糧備蓄管理総公司はすでに何度か、小麦、コメ、とうもろこしなどの備蓄食糧を放出した。3月26日から27日だけでも、同公司は、最低価格で小麦443万8800トンを市場に供給したが、市場の需要が少なかったことから、実際には68万4100トンだけが放出された。しかし、この結果、前回の取引週の価格に比べて1トン当り5元下落した。

「人民網日本語版」より2008年6月20日

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