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ホットマネー流入の規制強化へ
発信時間: 2008-06-26 | チャイナネット

胡局長が今回、中国各地をめぐる視察を行ったのは、外貨をめぐる現状を把握し、海外資本の流動管理を強化するためだ。商務部や税関総署の関連部門も参加した。胡局長は視察期間中、東北地区・華東地区・華中地区で外貨管理部門との調査研究会を開催し、輸出入企業との座談会を開き、外国関連企業の視察を行った。

胡局長は、「今年年初以来、米国のサブプライム危機と主要各国の貨幣政策などの影響を受け、世界経済の成長は鈍り、国際金融市場は動揺している。主要貨幣のレートやエネルギー・食糧の国際価格の動きは、国際資本の流動の方向と規模に大きな影響を及ぼした。国際短期投機資金が押し寄せるのを防止し、国家の経済・金融の安全を維持する任務は、大きな挑戦にさらされている」と語る。

胡局長によると、「貿易における外貨の決済と貿易信用貸付の管理を改善することと、貿易の利便化を引き続き促すことは、合わせて実行することができる」。先端的な情報化の手段を取ることで、管理効果を実現すると同時に、手続きを簡単にし効率を上げることができる。ただ業種や企業の特殊性に応じて異なる措置を実施する必要がある。外貨管理局では、「状況の変化に応じて政策を調整し、海外資金の実際の動きと取引の一致を確保していく」方針だ。

 「人民網日本語版」より2008年6月26日

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