(4)電信業再編後の方向
現在の各状況のもと、3キャリアが拮抗(きっこう)する「三国鼎立時代」を実現することは可能なのだろうか。また再編後は、効果的な市場競争を促進するための政策的な支援が必要なのか。電器通信業に詳しい経済学者の楊培芳氏はこれについて次のように説明した。
今回の電信業再編の目的は、業界の効果的な競争局面を構築し、3キャリアによる技術革新と業務革新を促すことだ。そのためには、優位にあるキャリアも新参者のキャリアも、現在ある市場だけを視野に競争をしていてはいけない。優位にあるキャリアは特に、競争の重点をデータ業務に移す必要がある。また3Gへの移行を強制的に進める関連政策も打ち出し、社会に対してはっきりとした合図を送らなければならない。さらにこの移行を進めるため、具体的な地域や日程を伴う計画を企業に作成させる政策も打ち出す必要がある。2G(第2世代携帯電話)よりもさらに安価・簡単・透明な通信費システムを構築させ、電信業務の通信費用を合理化することも重要だ。ネットワーク経済時代のコスト法則を重点的に研究し、より多くの消費者を3Gなど先端情報通信技術の潜在的な市場対象としなければならない。
「人民網日本語版」 2008年08月28日
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