（３）

サブプライム問題の中国へのこれ以上の波及を防ぐためにはどのような措置を取ればいいのだろうか。この課題を解決することは、中国の管理者にとって、巨大な挑戦であると同時に、目標となるすばらしいチャンスでもある。

上海総合指数が6000ポイントから2000ポイントまで暴落したことは確かだ。だがそのどれほどが米サブプライム問題の影響を受けたものかは言うまでもない。現在の中国株式市場が抱える問題は、米国から発生したものではなく、中国自身の問題を起因としたものだ。ある業界関係者は、「我々は逃げ続けるわけにはいかない。また悲観的であり続けるわけにもいかない。積極的な財政・金融政策で対応し、人民元資産と経済発展のハードランディングのリスクを避けなければならない。経済改革の攻防戦はこれ以上待ちつづけるわけにはいかない」と指摘している。

「人民網日本語版」2008年9月17日