税関総署が13日発表した統計データでは、米国に端を発した金融危機の影響が広がる中、9月の中国の輸入額は前年同月に比べて21.3％増加し、輸出は同21.5％増加した。

同月の中国の貿易黒字は、市場の予測額の245億ドルを大きく上回る史上最高の293億ドルで、驚くほど顕著な伸びだった。一方で、1月から9月の累計貿易黒字は1809億ドルと、前年同期を49億2千万ド（2.6％）下回り、伸び幅は縮小した。

このデータを見た国務院発展研究センター対外経済研究部隆国強副部長は「データには大きな変化がない」とインタビューで答え、9月のデータにはまだ米国金融危機の影響が反映されていないと話した。