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中国のマクロ政策は引き続き緩和に向かうか?
発信時間: 2008-10-15 | チャイナネット
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 中国人民銀行(中央銀行)は14日、今年9月の金融運営データを発表した。それによると9月末現在、広義マネーサプライ(M2)は前年同期比15.29%増加し、増加率は前月を0.71ポイント下回った。狭義マネーサプライ(M1)は同9.43%増加し、増加率は前月を2.05ポイント下回った。「中国証券報」が伝えた。

 興業銀行資金運営センターの魯政委チーフアナリストによると、M1増加率は5月から5カ月連続で低下し、現在非常に低い水準となっている。過去数年間を振り返ると、M1増加率が最も低かったのは2005年3月で9.9%だった。9.43%より低い水準を探すなら1998年までさかのぼらなくてはならない。M1増加率の明らかな低下には、企業の経済活動が停滞し、国民の消費意欲も目立って低下し、今後の経済上昇に対する懸念が高まっていることが反映されている。

 また9月に中国人民銀行(中央銀行)が商業銀行の貸付限度額を引き上げ、人民元建て貸付金の増加率が上昇したにもかかわらず、9月のM2増加率は低下しており、ここから経済活動の低迷ぶりがうかがえる。また、預金の定期化傾向が高まり、インフレ圧力は今後引き続き軽減される見込みであることを示している。

 中央銀行のデータによると、今年1~9月に非金融企業の預金額は2兆1800億元増加し、増加額は前年同期を6951億元下回った。財政資金の預金額は1兆元増加し、増加額は同415億元減少した。9月の人民元建て各種預金は4769億元増加し、増加額は前年同期比796億元減少した。江南証券の魏鳳春チーフマクロアナリストによると、非金融企業と財政資金との預金額が前年同期に比べて減少したことは、経済停滞の重要な指標であり、企業利益と流転税(付加価値税、消費税、営業税)を主とした財政収入がいずれも減少したことを示している。
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