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中国で、進む宇宙航空技術の民用化
発信時間: 2008-10-16 | チャイナネット
(3)ハイテク宇宙ウォッチ
 「神舟7号」に乗船したテキ志剛宇宙飛行士が船外活動の際に着用していた宇宙仕様の腕時計は、深セン市の企業が製造したものだ。普通の腕時計と変わらない大きさで、見た目は簡素だが、子細に眺めると普通の腕時計とは異なり、飛行士の船外活動用の特殊機能が搭載されている。取引会の事務局関係者によると、この腕時計が製品化されれば、極地への探検旅行や高山でのスポーツ活動など、幅広いシーンで利用できるという。

 「神舟7号宇宙ウォッチ」の文字盤をみると、4時の場所にAM・PMが表示されて午前と午後の区別を示している。開発企業の技術者の説明によると、宇宙飛行士はこのAM・PM表示によって真っ暗な宇宙空間で北京時間を正確に把握し、地球の昼と夜を知ることができる。また飛行士の船外活動は25~30分、40~45分を一区切りとするため、これに対応して分針が1周45分に設計されている。

 また同技術者の説明によると、この宇宙ウォッチは疑似宇宙空間での3年余りに及ぶテストを経て開発されたもので、マイナス80度~80度の環境で正常に作動する。国家基準の10倍レベルでの磁気への耐性が要求されたため、磁気遮断スクリーンを搭載し、さまざまな電磁波や粒子線、磁気などをシャットアウトすることに成功した。
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