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中国の「経済特区」構想の実現
発信時間: 2008-10-23 | チャイナネット
(3)拡大続ける特区構想
 毛研究員は「特区の設立は都市の改革開放の突破口となった。深セン特区や珠海特区を代表とする東部沿海地域の開放が中国全土に波及し、全方位的な対外開放局面が形成されるに至った」と話す。

 深センや珠海などの地域は、今では中国で最も急速な経済成長を遂げている地域の一つだ。珠江デルタ地域やその周辺地域を含む汎珠江デルタ経済区も形成されつつあり、南は香港、澳門、東は長江デルタ地域に接し、北の環渤海経済圏とも連携する同経済区は、世界的に重要な製造業基地の一つとなっている。

 21世紀に入っても、鄧小平氏の特区設立構想は継承され、新しい世代の指導者は西北部の大開発、東北旧工業基地の振興に力を注いでいる。中国の改革開放はいままた新たな段階に突入したといえる。
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