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世界の新たな革新センターとなる中国のシリコンバレー
発信時間: 2008-11-05 | チャイナネット
(3)革新システムの改善
 電子機器の取り扱いで名を馳せた電気街は現在、自主革新の基地となっている。中関村は「貿易技術」の街から「技術貿易」の街への飛躍を実現した。

 1992年、当時23歳だった清華大卒の馮軍さんは、230元の資金と創業の夢だけを頼りに、わずか2平方メートルのカウンターを中関村で登録した。5元の手数料から始めた馮さんは、パソコンケースやキーボードから始め、メモリースティックなどの分野へと手を広げ、「愛国者」ブランドを立ち上げた。「中国製造」から「中国ブランド」への移行につれて、より多くの自社開発の技術や製品が中関村に誕生している。北京五輪大会では、中関村科技パークから6分野の100項目以上の自主開発製品が利用された。

 中関村にはすでに、「TD-SCDMA」「閃聯」「SCDMA」「次世代インターネット」「デジタルテレビ」「文化クリエイティブ」など20の産業技術連盟が組織された。単独での閉鎖式の革新から共同での開放式の革新へのシフトを果たした中関村は現在、産業クラスターへのランクアップを進めている。
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