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2009年中国経済10大予測(1)
発信時間: 2009-01-22 | チャイナネット

中国は今年も急速な経済成長を維持し、金融の安定運営を行いたいが、直面する困難は多い。しかし、インフレ圧力は明らかに昨年よりも低下しており、デフレの可能性すらある。

1.金融政策の目標は成長維持、デフレ防止、リスク抑制

中国は今年も急速な経済成長を維持し、金融の安定運営を行いたいが、直面する困難は多い。しかし、インフレ圧力は明らかに昨年よりも低下しており、デフレの可能性すらある。こうしたなか、経済成長の急激な減速と金融リスクの高まりが、金融コントロールの主要な問題となりつつあることから、金融政策の目標を「成長維持、インフレ抑制」から「成長維持、デフレ防止、リスク抑制」に転換することになりそうだ。今年のマネーサプライM2伸び率は前年比14%前後となり、これにより人民元建て融資は通年で3兆8000億元前後に達する見通し。また、中国人民銀行(中央銀行)が引き続き3、4回にわたり、1回あたり0.27ポイントの下げ幅で金利引下げを行うことから、中国は「超低金利時代」を迎える。預金準備率も数回引き下げられ、下げ幅が合計で4、5ポイントに達するほか、人民元の対ドル為替レートの上昇ペースが著しく減速し、対ドル変動幅が上下1%以内で推移すると見られる。

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