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エコ発電、中国の砂漠に深く根付く
発信時間: 2009-08-19 | チャイナネット

敦煌東南部の人のいない高原で、発電所の建設が進められている。中国が建設中の6つの大型風力発電所の一つもここに建設され、これら発電所の発電量はどれも16の大型火力発電所を上回る。

「この6つのプロジェクトはどれも規模が非常に大きい」と、世界風力エネルギー協会のスティーブ・ソーヤ秘書長は話す。

HSBC銀行は、2020年までの中国の再生可能エネルギーと原子力発電への投資は石炭と燃料発電への投資を超えると予想する。

しかし、これは中国が一夜にしてエコ推進国家となったことを意味しているわけではない。農村では7億2000万人がエアコンを使用し始め、都市では6億600万人の住民が大量なエネルギーを必要とし、中国のエネルギー消費量は今後10年でしだいに増加することが予想される。

昨年初め、中国政府は2010年末までに5000メガワットの風力発電設備を導入する目標を発表した。これは8つの大型石炭発電所の発電量に相当するが、中国のエネルギー使用量のわずか一部に過ぎない。中国で週に2つの石炭発電所が建設される状況下で、これらの風力発電所は何の役にも立っていないと言える。

しかし昨年3月、電力会社は風力発電所の建設を加速化し、政府は2010年末までに1万メガワットの風力発電設備が導入されると予測していた。15カ月が経った今、石炭発電所の建設速度は週1つにペースダウンし、まだ減速を続けている。中国の風力発電量は来年末までに3万メガワットに達する見込み。中国資源総合利用協会の秘書長で、国家発展改革委員会エネルギー研究所副所長の李俊峰氏は、「これは中国の2020年までの目標だった」と述べている。

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