いくつかの新しい特徴
また公報によると、中央企業が占める対外投資額は5.4%で、私営企業はわずか0.3%だった。国有企業と有限責任会社は中国の対外直接投資の主な原動力となっており、非金融類の対外直接投資においては中央企業が81.3%を占め、地方企業が18.7%を占めた。
これについて、邢厚媛氏はこう分析する。現在の統計では国有企業がグローバル化の主力となっているが、民営企業はグローバル化企業の増加に拍車を掛けている。
公報では、対外投資額が拡大し続け、投資する国(地域)も前年よりやや増加していることが示された。2008年末までに、中国の対外直接投資企業1万2000社超が世界174の国と地域に設立され、カバー率は71.9%に達した、アジア、アフリカのカバー率は最も高く、それぞれ90%と81.4%だった。対外投資企業の投資地域を見ると、アジアとアフリカでの投資が集中し、全体の71%を占めている。
邢厚媛氏は記者に対し、「ここ数年、中国のアフリカへの投資は非常に注目されている。今年の世界銀行の報告の中で、中国企業のアフリカへの投資が高く評価され、中国はアフリカの工業化発展に重要な役割を果たすと考えられている」と話す。
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