金融危機が勃発して1年が経ち、大規模な刺激政策が功を奏し世界経済に回復の兆しが現れている今、成長回復の中でいかに持続的発展の原動力を見つけるかに焦点が集まっている。2009年夏季ダボス会議に出席した代表は、低炭素、エコ経済の発展は世界経済の持続的発展の重要な原動力となると見ている。
北京首創集団の劉暁光総経理はフォーラムの席上で、「低炭素経済の発展は世界経済の発展に必要な条件であり、世界経済の構造調整の結果でもある」と述べた。金融危機は低炭素経済を代表とする新技術革命を促し、エコ経済のけん引による景気回復で、世界が新たな成長点と経済発展の原動力を見出す可能性がある。
低炭素経済またはエコ経済とは、主に経済と環境の調和を目的とし、環境保全技術、クリーン生産技術の発展で経済の持続的発展を実現し、低ネルギー消費、低排出、低汚染を基礎とした経済モデルのことである。
3日間に及ぶ夏季ダボス会議で、低炭素経済は会議に参加した商業界トップと政治家が討論する重要な議題となり、直接関連するだけでも4回のサブフォーラムが開かれた。低炭素経済理念の表れとして、今年の会議には200台以上の省エネ自動車や新エネルギー車が使用された。
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