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低炭素経済、ポスト危機時代の世界経済の原動力に
発信時間: 2009-09-15 | チャイナネット

気候変動への注目が高まるにつれ、世界経済が低炭素経済に転換する動きがよりはっきりしてきた。構造調整、内需拡大、国際金融の管理強化のほかに、低炭素経済は新たな発展モデルとして、世界が排出削減の目標を達成し、景気回復と持続的発展を実現するのに重要な役割を果たすと会議出席者は見ている。

実際、中国も低炭素経済を大々的に進める国の一つで、風力発電、太陽エネルギーなどのクリーンエネルギーは急速に発展しており、国内10都市でLED照明と電気自動車の発展を推進している。中国が打ち出した世界金融危機対策のための4兆元景気刺激案の中で、省エネ・排出削減、生態建設への投資は2000億元を超えた。

中国国務院の温家宝総理は夏季ダボス会議の開幕式で演説し、「中国は産業転換の重要技術の制約を解消し、戦略的新興産業を急速に発展させ、新エネルギーや新材料、生物医薬、第三代移動通信、3ネットワークの融合などの技術研究開発と産業化の支援に力を入れ、低炭素経済を急速に発展させ、国際産業競争の中で重要な位置を占めるよう努める必要がある」と述べた。

「低炭素エネルギーを普及させ、数百年にわたり化石燃料を使ってきた状況を徐々に変えていかなければならない。風力発電や太陽エネルギーなどのクリーンエネルギー、クリーンエネルギー自動車や高効率照明などを普及させる必要がある」と、中国科技部の万鋼部長は話す。

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