中国人民銀行(中央銀行)がこのほど発表した報告書「2009年第2四半期支払いシステムの全体的運営状況」によると、今年上半期末現在、全国で発行された銀行カードは累計19億7千万枚に達し、第1四半期(1ー3月)末に比べて約9千万枚増加した。カードの一人あたり平均所有枚数は1.49枚で、第1四半期末に比べてやや増加した。新華社が伝えた。
データによると、今年上半期末現在のデビットカード発行枚数は累計18億1千万枚に達し、第1四半期末比4.5%増加し、前年同期比21.2%増加した。クレジットカード発行枚数は1億6千万枚で第1四半期末比8.1%増加し、前年同期比32.9%増加した。
地域別のカード所有枚数をみると、トップは北京市の一人あたり6.24枚で、以下、上海市の4.93枚、天津市の4.32枚、広東省の3.07枚、浙江省の2.98枚が続いた。いずれも全国平均を大幅に上回った。
今年第2四半期(4ー6月)末現在、銀聯ネットワークの加盟機関は247機関に上り、第1四半期末に比べて6機関増加した。うち国内の加盟機関は206機関、海外は41機関となっている。
銀行カードの受け入れ環境が引き続き改善され、応用範囲が一層拡大している。今年第2四半期末現在、銀行カードに対応した銀行間支払いシステムネットワークに加盟する商店は135万400店(第1四半期末比11万9500店増)に達し、販売時点管理システム(POSシステム)を搭載したレジスターは211万100台(同18万4千台増)、現金自動預払機(ATM)は18万9700台(同1万7800台増)がそれぞれ導入されている。ATM1台あたりの銀行カード利用枚数は1万400枚で、前年同期比4.3%減少した。POSレジ1台あたりの利用枚数は938枚で、同16.1%減少した。(編集KS)
「人民網日本語版」2009年9月18日