中国の独立研究機構「CNZZ」はこのほど、ウェブサイトとウェブ利用者のデータに基づいて、農業関連サイトの今年1月から8月の発展状況に対する分析を行った。「北京商報」が伝えた。
CNZZのデータによると、農業サイトの建設は現在、急速な発展期に入っている。農業サイトの数量は今年、大きな増加を見せ、2万9739サイトに達した。8カ月で8183サイトが増え、増加率は38%に達し、中国のサイト増加率を大きく上回った。農業サイトの発展に金融危機の影響はない。この理由としては、農業サイトの設立を政府が強化したことや、経営コストを低下させるためにウェブサイトを設立して電子商取引の試行を始める農業企業が増えたことなどが挙げられる。
中国農業部情報センターの王法英氏によると、農業関連のサイト数やアクセス数は大きく増えたものの、農業関連サイトの絶対数は依然として少なく、全国のウェブサイトの3.8%に過ぎない。GDPに占める農業の割合が11.3%にのぼることを考えれば、農業の近代化という目標の実現はまだ遠いと言える。農業関連サイトのサービス対象となる農民は6億人を超え、農村のインターネット利用者は1億人近くにのぼる。農業関連サイトには大きな可能性があり、さらなる発展を進めていく必要がある。
「人民網日本語版」2009年9月18日