経済>>キーワード>>
データで見た新中国60年の産業発展
発信時間: 2009-09-30 | チャイナネット

鉄鋼業

1. 鋼材輸出量

単位:万トン

データで見た新中国60年の産業発展

1985年から2008年の中国の鋼材輸出量は全体的に増加傾向となった。2008年の鋼材輸出量は5923万トンで、1985年の382.1倍、23年間の年平均伸び率は29.5%となった。特に2004年から2007年は世界経済の良好な推移、需要増加などの要因により、鋼材輸出量は4.4倍に増加した。2008年は金融危機の影響、世界経済の後退、国際市場の需要減少、また人民元上昇などにより、中国の鋼材輸出量は前年比で5.5%減となった。

 

2. 鋼材製品の生産量

単位:万トン

データで見た新中国60年の産業発展

2008年の中国の鋼材製品の生産量は5億8488万1000トンに達し、1949年の4499.1倍、年平均伸び率は15.3%となり、鋼材製品の生産量は飛躍的な増加を遂げた。2008年に入り、世界金融危機が影響し、国内外の鋼材需要は大幅に減少し、中国の鋼鉄企業の過剰生産が際立つようになった。供給過剰の状況下で、鋼材価格は大幅下落し、その上、輸入鉄鉱石のコストが大きく下がることはなく、中国の鋼鉄企業は大打撃を受けた。鋼材製品生産の伸びは鈍り、2008年の生産量は前年比でわずか3.4%増となり、伸び率は2007年より17.2ポイント低下した。

 

3. 鋼生産量

単位:万トン

データで見た新中国60年の産業発展

鋼鉄業界は中国の国民経済の命脈で、工業化推進の支えとなる業界でもある。2008年の中国の鋼生産量は5億91万5000トンで世界一となり、前年比で2.4%増、1949年の3130.7倍となった。中国の鋼生産量は急速な増加を見せているが、技術含有量が低く、粗鋼を主に生産しており、一部の特殊鋼材はまだ輸入に頼る必要がある。

<  1  2  3  4  5  6  7  8  9  >