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今後10年の中国経済に関する10の予想(8) |
発信時間: 2009-10-19 | チャイナネット |
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良種の普及、化学肥料の応用、機械化レベルの向上は食糧増産の効果的手段である。良種は食糧の単位面積当たり生産量を増加させ、今後10年で小麦、とうもろこし、水稻の良種カバー率は100%に迫り、大豆は95%以上に上昇、良種の普及により単位面積当たり生産量は約10%増となる。化学肥料利用率は絶えず向上し、今後10年で化学肥料の食糧増産への貢献率は約10%となる予想。農業の機械化は労働力不足問題を解決し、食糧の単位面積当たり生産量を増加させることができる。2020年までに、畑を耕す段階から収穫までを行う総合機械化レベルは70%に達し、主要作物の生産の機械化を実現する。 生態農業と遺伝子組み換え技術が、今後10年の中国の食糧生産に大きな影響を及ぼすことはない。生態農業は一種の持続可能、環境保全の発展モデルであり、長期的発展目標となるが、短期間で農業発展の主なモデルとなることはない。遺伝子組み換え技術に関する論争はすぐに結論を出すことが難しく、商業化は依然として制限を受ける。 今後10年、中国の食糧安全を確保するには、次の4つのことを行う必要がある。 1. 食糧生産量を安定的に増加させ、食糧の総合生産能力を5億5000万トン以上に、1人当たりの食糧保有量を400キログラムにする。 2. 大口穀物は基本的に自給とし、米、小麦、とうもろこしの自給率を90~95%に維持する。大豆の自給率を55~60%まで回復させ、豆類、そば、アワなど雑穀の輸出を拡大する。 3. 国の食糧備蓄を年間食糧消費量の25~30%とし、小麦ともみの備蓄量をそれぞれ50%と25%に維持する。 4. 近代的な食糧物流システムを形成、整備する。 「チャイナネット」 2009年10月19日 |
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