新中国成立からまもなく60周年を迎える。歴史の新たなスタート地点に立ち、今後の中国経済の動向を予想するため、新華社の経済アナリストは調査と研究を進め、人民元の国際化、新エネルギーの中国自動車業への影響、今後の中国のエネルギー消費構造、中国銀行業の発展動向、中国紡績業の見通し、文化・クリエイティブ産業の繁栄、インターネット生活の新段階、食糧需給のバランス、資本市場の深化、都市化発展レベルについて予測を出した。ここから、経済の国際化、産業高度化、市場深化が、中国経済の今後の発展の全プロセスを貫くことがわかるだろう。
動向その7:インターネットが「モノのインターネット」の段階に入り、これにより電子消費はより便利、ヒューマニゼーション、インテリジェント化の新時代に
今後10年、コンピュータ、インターネット、通信などの近代電子情報技術の融合が加速し、中国消費電子産業の融合に革新の動きが徐々に現れる。「モノのインターネット」は消費電子製品で広く応用されることで、電子消費はより便利、ヒューマニゼーション、インテリジェント化の新時代に突入する。
消費類デジタル製品はデザインにおいて携帯可能なサイズになり、個性化する。小型、薄型となり、おしゃれでコンパクト、使いやすさが特徴のデジタル製品が主流となる。消費類電子産業ではエコ技術が最も焦点となり、省エネ、環境保全、健康を考慮した製品設計理念が発展の方向となる。
今後10年、ハイテクのヒューマニゼーション、個性化との結合は消費類電子製品の技術追求と研究開発哲学となる。ITの日進月歩の発展によるデジタル化、ネットワーク化、インテリジェンス化の新たな応用方法が絶えず現れ、消費電子産業の境界は曖昧になり、産業分野は多様化する。個性化ニーズを満たす大型スクリーン、ネット接続が可能な液晶テレビ、大容量で高速の保存技術、ハイビジョンのデジタル製品、高度集積の情報端末などの製品は構造の革新や結合を実現し、設計分野において人と情報の完全な結合を実現する。
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