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広交会が開幕 積極的な信号が多い
発信時間: 2009-10-15 | チャイナネット

「まもなく開幕する広交会は、半年前に比べて明らかに熱気が高まっている」と話すのは、広州中国輸出商品交易会(広交会)の広報担当者である陳朝仁さんだ。「今年4月に開催された第105回の広交会では空いているブースもあったが、今回はまたブースの数が需要に応じきれない」

15日から開催される第106回広交会は、中国の対外貿易や世界貿易の動向を表すバロメーターであり、今回は積極的で良い兆しがはっきりと表れている。陳朝仁さんは、国内の輸出企業も海外の購入業者も出展に非常に興味を示し、世界の貿易産業の中国市場に対する信頼が急速に回復したことを示していると話す。

今回の広交会には、約8万の全国各地の企業から展示ブース出展の申請があり、展示会が提供できる総数をはるかに超えている。また出展企業の数も増加した。

第106回広交会は3期に分かれ、標準ブースの数は5万5927ブースと前回より42ブース増加した。また展示会の総面積は112.5万平方メートルで、内外企業は前回より216社多い2万2320社が出展している。

海外の購入業者は広交会の生命線であり、海外購入業者の数と質は広交会の成果に直接影響を与える。今回の広交会では外国業者の招請数が引き続けき増え、フランス、イギリス、米国、デンマーク、フィンランド、日本などの11社の多国籍企業が広交会の国際購入サービス区に入っている。

その他にも、今回の広交会の購入業者の出展状況は前回よりもいいと予測されており、陳朝仁さんは「参加者数は前回とほぼ同じかやや多く、世界市場の需要はある程度回復している」と話す。会場周辺でも、ホテルの予約率が7割を上回り、全体の価格が普段より6割高くなど、積極的な状況が見られる。

注目に値するのは、珠江デルタでは今、展示会がブームで、9月に開催された中国広州国際家具博覧会、第6回中国国際中小企業博覧会は、規模や出展企業数で記録を更新している点だ。10月に入ってからは広交会に注目が集まっているほか、深センでも初の工業博覧会が開催され、企業の申し込みが殺到している。

広東省経済貿易委員会の関係者は「展示会業は産業リンケージの最後で、生産製造部分の推進をよりどころにしている。製造業を主とした珠江デルタで再び展示会ブームになっているのは、中国企業が積極的に危機に対応し、モデルチェンジを加速したことの現われだろう」と話す。

「チャイナネット」 2009年10月15日

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