中国商務部の姚堅報道官は15日、「今年に入り、消費の経済けん引力がいっそう強まり、今年の中国の消費需要の伸びは安定を保ちながら加速し、消費財市場の年間伸び率は15%以上になる見通しだ」と述べた。
これは姚堅報道官が15日の定例記者会見の際に述べたもの。姚堅報道官によると、今年に入り、中国の国内消費は拡大し続け、販売の伸びも加速している。9月、主要小売企業1000社の売上高は前年同期比で10.6%増となり、8月を1.4ポイント上回った。中国の消費は安定かつ急速な伸びを維持している。上半期、中国の最終消費の経済成長への貢献率は53.4%で、昨年の年間貢献率を7.7ポイントを上回り、GDPを3.8ポイント押し上げた。
中国の祝祭日の販売は堅調に推移している。今年の元旦、春節(旧正月)、メーデーの大型連休期間、全国重点商業企業1000社の売上高は前年比でそれぞれ13%、13.8%、9%増だったのに続き、10月1日~8日の全国消費財小売額は約5700億元に達し、1日当たりの平均小売額は前年同期比で18%増となった。
収入の持続的増加、社会保障と医療体制の改善、国の経済成長の回復を受け、中国の住民消費構造のグレードアップも加速しており、住民消費による経済けん引力は明らかに強まっている。
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